賀寿祝いののしについて
水引、表書き、名前など、熨斗の書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」
「祝○○歳(○○のところには、「六十」や「七十七」などを入れてください)」
「○○御祝(○○のところには「還暦」や「古希」などお祝いの名称を入れてください)」など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム
名前の書き方(3名まで)について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」
「祝○○歳(○○のところには、「六十」や「七十七」などを入れてください)」
「○○御祝(○○のところには「還暦」や「古希」などお祝いの名称を入れてください)」など
表書き/名前:3名までの連名の場合↓
氏名を真ん中に書きます。右から左へ、目上の人から順に書きます。友人たちで贈る場合はアイウエオ順に。3名まではこの書き方にします。
名前の書き方(4名以上)について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」
「祝○○歳(○○のところには、「六十」や「七十七」などを入れてください)」
「○○御祝(○○のところには「還暦」や「古希」などお祝いの名称を入れてください)」など
表書き/名前:4名以上の連名の場合↓
代表者の氏名と左下に小さく「外一同」と書き、別紙に全員の名前を書いて中包みに入れます。
名前の書き方(夫婦連名の場合)について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」
「祝○○歳(○○のところには、「六十」や「七十七」などを入れてください)」
「○○御祝(○○のところには「還暦」や「古希」などお祝いの名称を入れてください)」など
表書き/名前:夫婦の連名の場合↓
夫はフルネームで、妻は名前だけを夫の位置に揃えて書きます。
年齢ごとのお祝いの色について
60歳:還暦(かんれき)・・赤色
70歳:古希(こき)・・紫色
77歳:喜寿(きじゅ)・・紫色
80歳:傘寿(さんじゅ)・・金色
88歳:米寿(べいじゅ)・・金色
90歳:卒寿(そつじゅ)・・白色
99歳:白寿(はくじゅ)・・白色
100歳:百寿(ひゃくじゅ)・・ピンク色または金色
おすすめなプレゼントについて
60歳は「赤色」、70歳と77歳は「紫色」、80歳と88歳は「金色」、90歳と99歳は「白色」、100歳は「ピンク色か金色」がお祝いの基調色となりますので、その色にちなんだセーターやベスト、シャツ、ブラウスといった衣料品を贈るといったことがよく用いられます。
また、色にこだわることなく、絵筆や釣り竿といった趣味に生かせる品、日常生活を快適にする品を選んでください。
好きなお芝居の上等の席のチケットなども良いアイデアです。時期によって、マフラーなども喜ばれます。
いずれにしても、本人が選ぶものよりも少し若向きのものをお選びください。
おすすめの品物:歌舞伎などの観劇チケット、旅行券、釣り竿、絵筆、和装小物、陶磁器、ゴルフクラブ、ゴルフクラブのカバーセット、茶道具、碁盤、漆器、アクセサリー、日本酒やワインなどのお酒
☆無趣味の方、健康を損ねている方
また、無趣味の方や健康を損ねている方には、「電気毛布」や「羽布団」などを贈るのもオススメです。
内祝いの水引、表書き、名前など、熨斗の書き方について
水引:紅白の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「内祝」「賀寿内祝」「○○内祝」「○○記念」(○○のところには「還暦」や「古希」などお祝いの名称を入れてください)など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム(名前の右肩に年齢を入れます)
内祝いのマナーについて
長寿の祝いを特別な誕生日のお祝いと考えれば、お返しは特に必要はありません。
とはいえ、長寿にあやかりたいという願いに応え、長寿のめでたさをともに祝うという気持ちから、お返しをしたらいかがでしょう。その場合、それぞれのお祝いに応じたお返しをするのではなく、一律にお礼をします。
☆時期について
お祝いのお返しは、本人が会を主催した場合は引き出物として「当日」お渡しします。
周囲の人が会を開いてくれて招かれた場合は、「後日」、記念品を贈ります。
☆金額の相場とおすすめ品について
現金をいただいた場合は、金額の半分から3分の1程度になります。
品物は、おめでたさを表すものがふさわしい品です。一般的には、赤飯や祝い菓子、「寿」の入った紅白の饅頭などが多いようです。
特に長寿にあやかりたいという願いに応える意味では、本人自筆の色紙や短冊を贈るのも喜ばれるでしょう。
【お返しの品】赤飯・菓子の詰め合わせ、紅白饅頭、紅白砂糖、かつお節パック、名入れの花瓶など
☆お礼状のマナーと文例について
長い人生の節目を特に祝ってくれたのですから、感謝の気持ちを率直に表します。
お礼をする相手は、ほとんどが年下の人になるわけですから、自分の気持だけでなく、相手を思いやる言葉を入れたいものです。
本人が手紙を書くのが不自由であったら、身内の人が代わって礼状を出すのがマナーです。
「贈答のルールとお金の事典」より
「冠婚葬祭 お金のマナー便利帳」より