90歳のお祝いのマナーについて
お祝いの名称や由来や読み方について
90歳のお祝いの名称は「卒寿」といいます。
「卒」の通用異体字「卆」が九十と読めることからが由来です。
卒寿の読み方は「そつじゅ」になります。
数え年で祝うの?それとも満年齢?
昔は数え年で祝うのがしきたりでしたが、現在は満年齢で祝うことが多くなっています。
お祝いの仕方について
90歳と高齢ですので、なるべく身内だけの会にし、形式ばらない方がよろしいです。子供たちをはじめとして、孫、兄弟などが、都合のよい日に自宅に集まって、会食するだけでも、立派なお祝いの会となります。全員で乾杯し、プレゼントを贈り、思い出話に花を咲かせるのも楽しいものです。
身内以外でも、本人が望むなら、ごく親しい人を招いて、参加してもらうのも賑やかなことでしょう。
お祝いを贈る時期について
お祝いを贈る時期は、誕生日の一週間前から誕生日の前日までの間にします。祝賀会がある場合は、当日に持参されても結構です。
お祝いの金額の相場について
高価な贈り物の場合などには、みんなでお金を出し合って贈るのが一般的ですが、大体の相場は以下の通りです。
贈る相手:両親・兄弟の場合・・・2万~5万円
贈る相手:祖父母の場合・・・1万~3万円
贈る相手:親類の場合・・・5千円~1万円
卒寿のお祝いの色やおすすめなプレゼントについて
90歳の卒寿の基調色は「白色」になります。
ですので、卒寿では、「白色」のパジャマ、セーター、ベスト、シャツ、ブラウスといった衣料品がプレゼントによく用いられます。
また、杖、補聴器、老眼鏡、補助器具、電気毛布といった日常生活を快適にする品を選んでください。おしゃれな小物、絵筆といった趣味に生かせる品を贈るのもオススメです。
特に毛布や枕、マッサージ器など、健康に関連したものを贈るのがよろしいかと思われます。
おすすめ出来ないお祝いギフトについて
冠婚葬祭の贈り物は、現金や品物です。贈り物は、人間関係をスムーズにする、日本の礼儀のひとつでもあります。最近では、そのマナーや慣習もゆるく、薄れつつあります。贈り物のタブーについても、あまり気にする人はいなくなってきています。
とはいえ、せっかくの贈り物でタブーは避けたいもの。知っていけば、相手に不快な思いをさせずに済む、最低限のものをご紹介いたします。
☆ハンカチ・・・ハンカチとは漢字で「手巾(てぎれ)」と書くため、手切れを連想させるので、NGです。また、白いハンカチは別れを連想させるのでタブーとされています。
☆櫛・・・「苦」や「死」を連想させる「くし」は縁起が悪い贈り物です。
☆日本茶・・・弔事に使われることの多い日本茶は、お祝いの贈り物には不適切とされています。しかし、お茶好きな相手へ贈る際には、オシャレなデザインのものを選べば失礼にはあたりません。
☆印鑑・・・印鑑を贈るということは、責任を持てという意味が込められるため、両親や兄弟、上司以外が贈るのは避けた方がいいでしょう。
☆時計・かばん・・・時計やかばんは勤勉を意味するので、目上の人に贈るときには注意が必要です。親しい間柄なら問題ありません。
☆履物・マット類・・・相手を踏みつけるという意味合いから、目上の人に贈る時には注意が必要です。親しい間柄なら問題ありません。
のしの書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」「祝九十歳」「卒寿御祝」など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム
プレゼントに添えるメッセージの文例について
・ご長寿バンザイ! いつまでも健康で、明るく楽しい日々を送られますよう、お祈りいたします。
・卒寿おめでとうございます。いつまでもご健康で明るくお過ごしくださいますよう、お祈りいたします。
・つつがなく卒寿を迎えられましたこと、お喜び申しあげます。いつまでもお元気で。あわせてご家族の皆様のご健勝をお祈りいたします。
・卒寿おめでとう。あんまり無理をしないでね。いつまでも元気で、優しいおばあちゃんでいてください。
・おじいちゃん、卒寿おめでとうございます。人生百年、まだまだ青春時代、キラキラ輝き、ずっと現役でいてください。
・つつがなく卒寿を迎えられましたこと、心からお祝いを申しあげます。一層のご健勝とご多幸をお祈りいたします。
・謹んで卒寿のお祝いを申しあげます。いつまでも、お健やかでいらっしゃいますよう、心からお祈りいたします。
・謹んで卒寿のお祝いを申しあげます。ますますお元気で長生きされますよう、お祈りいたします。
・めでたく卒寿をお迎えの由、心からお祝い申しあげますとともに、ますますのご健勝をお祈りいたします。
・めでたく卒寿をお迎えの由、心からお祝い申しあげますとともに、ますますのご健勝を祈念いたします。
「冠婚葬祭 お金のマナー便利帳」より
「贈り物とお返しのマナー事典」より
「神事・仏事のしきたり」より
「大人のマナー便利帳」より
「NTT D-MAIL」より